よりよい社会を次世代につなぐ

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株式会社美利善(びりぜん)代表取締役の山本 妙子と申します。
不定期ではありますが、これから弊社のNFT事業や私が普段考えていることについて発信してまいります。

今から8年ほど前、私はビジネススクールでの研究を通じ、ある老舗企業の経営者の方から大切なことを学びました。
それは、「よりよい社会を次世代につなぐ」ことこそ、ビジネスの目的であり、そして人生の目的である、ということです。

誰しも、自分たちの力だけでここに立っているのではない。偉大な先人たちの努力と智慧のおかげで、今の私たちがある。だから、私たちが先人たちから受け継いだバトンを少しでもよい形で次世代につなぐことができれば、たとえわずかであっても未来はより明るくなる。

その方は、福井県鯖江市において漆器の製造・販売を手がけておられます。
漆器は約1500年の歴史を持つ日本の伝統工芸の一つであり、英語では「Japan」と呼ばれています。

日本は地理的にも歴史的にも、世界中の英知が集まる恵まれた環境にあります。
日本に来られた海外の皆様が、新鮮さとともにどこか懐かしさを感じられるのも、日本の文化の中に、自国の英知を垣間見ておられるからかもしれません。

NFTは、「よりよい社会を次世代につなぐ」を実現できる手段の一つだと考えています。次回は、私がそのような考えに持つに至った経緯についてお話ししたいと思います。

 

画像出典:ColBase
国宝「舟橋蒔絵硯箱」、本阿弥光悦作、江戸時代(17世紀)、東京国立博物館蔵

研究論文:
Makoto Hirano; Taeko Yamamoto; Kiyonori Sakakibara; Mitsuhiro Kurashige. “Social innovation in Sabae city: As a new type of industrial movement in Japan” IEEE Conference Proceedings Vol.2016, Issued by PICMET, 2016, pp.1217-1223. JST資料番号: W2441A

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